タコ合戦のあとひょんなことから歩いて帰ることになった。
私と娘は歩くことが嫌いではない。
だが、息子は歩くこと疲れることは得意としてない。
すきあらばタクシーを呼びたいと思っているだろう。
そんな息子を鍛えるため、一緒に歩こうと誘ってみた。
もちろん答えは、No.
そこは、うまいこと言って歩かせる。
意外に、あきらめも早く、率先して歩き始めた。
近所を歩くと、普段見えなかったものや、におい、人にあえる。
意外に、物の名前を知ってた。
意外に、交通ルールを守って歩いてた。
意外に、体力があった。
だらだら歩かず、スタスタと歩く息子。
3kmの距離を5歳の子が愚痴も言わず歩いた。
そして、わたしも地域の発見もあったし子供の成長も見れた。
もう少しすると、自転車にも乗れるようになり、もっと広い範囲になるだろう。
それから、
息子は、大きくなったらなりたい職業を教えてくれた。
子供らしくない現実的な、目標だった。
これには、びっくりした。
子供なりにとても考えてたんだな。
息子は、すこし照れて、お母さんには内緒だよって言った。
その夢のために手伝おうかな。